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平七水産では全ての海産物を新鮮に保ち、お客様の手元に届くまで安心と信頼の品質管理を約束します。
平七水産は100年もの間漁師さんからお客様へ新鮮な海産物をお届けする仲買人として間人で暮らしてまいりました。
いつの時代も魚は鮮度が命!長年にわたって養われた知識と熟練の技術をもって、いつも最高の状態で皆様にお届けするために心をつくしています !
「間人がに」を大切に思う気持ちが一番お客様に伝わるのが商品発送にともなう梱包、荷造りの作業です。簡単そうですが一番気を使う作業です。
鮮度を落とすことなく、素早く、丁寧に作業を進めなければなりません。漁師から仲買人へ、そしてお客様へと伝わる気持ちは一つでなければならない。それが
間人ガニを扱う者のこだわりです。お客様の「おいしかった」の一言が当社、平七水産の誇りなのです。
山陰地方ではズワイガニを松葉ガニと呼んでいます。松葉ガニは地元の特産物として、北海道や海外産のズワイガニとは分けて扱われます。その松葉ガニの中でも丹後の港で水揚げされたものだけに緑のタグが付けられ、間人がにには「間人港」の文字と船名が書かれています。
昭和の初めから中期小さな山合いの港、間人港が最高のにぎわいを見せた頃、底曳船は全部で十二隻。毎日が大漁で、かに、いか、鯖等が船には山積みでした。かにをおやつとして食べたという今では信じられない時代でもありました。
かにが激減したのは昭和50年頃から。一番多く獲れていた頃に比べ十分の一にまで減ってしまいました。そこで漁業者や研究者行政が一体となり現在では丹後のかにを「守り育てる」という事に重点をおいて様々な努力がなされています。
今も昔も「間人がに」は海の男達の熱意とこだわりの心に支えられているのです。
丹後のカニの漁場は丹後半島の沖合いにあり水深200mから300mの所に生息しています。
この豊饒な漁場までわずか30キロ。一番近い港が間人港なのです。
カニは水揚げされた後、味が落ちるのが、ものすごく早く生きていても時間と共にどんどん痩せていき同時にうま味も落ちていきます。従って、獲れてからどれだけ時間が経っているのかでカニの美味しさは決まるという事なのです。
間人は、かにの漁場に最も近い漁師町であり港も小さい。それゆえに、海上で停泊することもなく日帰りで漁をし、獲ったその日に帰港し競りにかけられ、食膳に出されるという事が実現できるのである。さらに間人がにが究極と言われるのは鮮度だけではない。
その味を守る為には様々な人々の手によって身詰まりや大きさ、キズや色、形の善し悪し、成長の度合いなど1匹1匹に厳しく品質がチェックされているのです。
このような厳しいチェックをパスしたものだけを当社、平七水産はお客様にお届けするように心掛けております。
緑のタグには間人がにの証として、間人港の文字と船名が入っています。
板1枚下は地獄と言われる冬の日本海で、普段目にする事のできない船上でのかに漁、
水深200m〜300mの海底から引き上げられる底引き網漁とはどんなものなのか?
出港から帰港後の競りまでを完全追跡!
まだ夜明けには程遠い真冬の海へ向けて船出!五隻の小さな船に乗り込み、いざ、かにの漁場へ!荒波と格闘すること約2時間。
真冬の日本海の寒さは半端じゃない!
解禁日の0時を待って一斉に漁が開始されます。
カモメの鳴声がひときわ高くなったら船が港へ帰ってくる合図だ!
大漁の時は船長の表情もひときわ明るい。休む間もなく、海の男達の手で次々と運ばれていく間人がに。
素早く、しかも丁寧なその動きは海の男達が間人がにを大切に思う気持ちがひしひしと感じられる。
簡単に思われがちなカニゆがきですが、おいしく茹でるのはとても難しく熟練した技と経験が必要なのです。
質とサイズ別に分けられたカニを真水で素早く死なせます。生きたまま湯に入れるとカニは自らの足を全て落としてしまいます!
分けられたかにを一匹一匹をていねいに手作業で水洗いし、泥や汚れをきれいに落としていきます。
かにの質やサイズにより茹でる時間は微妙に変えなければなりません。ここがかにゆでの過程で一番大切で難しい作業です。
茹で上がった間人がには冷まされた後、もう一度丁寧に汚れ等をおとし、出荷準備されます。
お客様への地方発送
カニを裏返し、甲羅を傷つけないように中央に包丁を入れる。
甲羅を持って足をはずす。カニみそをこぼさないように気をつけて。
包丁で甲羅に残った前かけを切り取る。
腹の内側についたエラや、汚れをとる。
包丁の手元で、足を切り離す。
腹の身は、身の厚さが 半分になるように切る。
カニの足はタテに切り目を入れる。
足の付け根まで包丁を入れ松葉のようにに切り離す。
親指は、はさみと長節とを切り離する。
はさみは、包丁の角で爪の間から真二つに切る。
足の付け根まで包丁を入れ松葉のようにに切り離す。
親指は、はさみと長節とを切り離する。
平七水産では色、形、しっかりとした身詰まりをバランス良く兼ね備えたかにだけを厳選して重量ごとにお届けしています。
かにのサイズといってもただ大きいだけでは旨いかにとはいえません。重要なのは身と味噌の詰り具合のバランスです。つまりサイズとは単純に大きさではなく重量が目安となります。しかしそのサイズに見合った本当に旨いかにを選定するには他にもたくさんの基準があります。平七水産は長年の経験と確かな目で皆さまに、本物の旨いかにをお届けしています。
たくさんのかにが並ぶセリ場。鮮度が命のかにですから、セリ場もスピード勝負。いち早くに旨いかにを見抜きセリ落さなければなりません。大きさの割には重さがないもの、こぶりだがずっしりと重いもの、たくさんのかにを見、手にしてきたものだけに身に付く旨いかにを見抜く感覚を発揮します!いかによい品を見極められるかが、仲買人の腕の見せ所なのです。
大きくて身詰まりのよいかにはやはり極上の旨さです。一見、見栄えの良い大きなカニが極上品なのかそうでないのかはかにの成長状態に大きく左右されます。かには脱皮をします。この脱皮を繰り返すことで大きく成長していきます。脱皮して間もないかには、大きくてもまだ十分に殻も硬くなっておらず、カニの身が詰ってくるには脱皮してから一年くらい目利きの様子だといわれています。成熟し最後の脱皮をしたかにはその大きさで成長が止まります。後はしっかりと身を蓄え大きなハサミと硬い甲羅に包まれ、重く、たくましくなっていきます。雄がにが最終脱皮をして大きなハサミと硬い甲羅を持つようになるには、早いカニで生後8年、遅ければ11年もの年月がかかります。長い長い年月をかけて極上のかにが育つのです。そして、良いかにを見分ける目も一日二日で身に付くはずもなく長い長い歴史と共に育んできたものなのです。